カーボンナノチューブ配合樹脂ノズル(LED用)
スーパーエンプラのPEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン)にカーボンナノチューブ(CNT)を均一分散させた、LED用の樹脂ノズル(特許 第5746763号)です。
LEDの表面はシリコーン系樹脂でコートされておりベタベタしているため、基板に装着後、LED部品がノズルから離れず持ち帰る現象が起き、実装不良の原因となっています。
CNT配合樹脂ノズルは非粘着性が高いため、この問題を解決できます。
実装現場での検証結果では、LEDチップ部品の持ち帰りがなく、かつ従来の樹脂ノズルより飛躍的に寿命が長いことが実証され、大幅なコスト削減を実現いただけます。
CNT樹脂配合ノズルで生産性が向上する6つの理由
【1】LED部品の持ち帰りを防ぎ、生産性が向上
⇒非粘着性が高いため。
【2】摩擦係数が低く、長寿命
⇒PEEK樹脂にCNTを配合することで耐久性が高まるため。
【3】電子部品の破壊を防止
⇒表面抵抗率を103~106Ω/sq(オーム/スクエア)に制御し、
静電気を除電できるため。
【4】カーボンの離脱がなく、ゴミが出ずにクリーン
⇒CNTを少量配合して導電性を引き出しているため。
【5】長時間使用してもノズルが詰まらず、洗浄コストを削減
⇒超硬金属製やセラミック製と比べて、樹脂製にはハンダが付着しにくいため。
【6】耐薬品性が優れており、溶剤洗浄が可能能
⇒PEEK樹脂は溶剤への耐性が高いため。