電子部品実装用CNT配合樹脂ノズル

カーボンナノチューブ配合樹脂ノズル(0402チップ用)

スーパーエンプラのPEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン)にカーボンナノチューブ(CNT)を均一分散させた、0402チップ用の樹脂ノズル(特許 第5746763号)です。

近年、スマートフォン等モバイル電子機器類は軽薄短小化が限りなく進み、電子基板に搭載する電子部品もますます微小化されているため、これら部品は傷つきやすく衝撃に弱くなっています。

その一方で、実装機の部品装着スピードは年々高速化されています。
0402チップ部品の装着の際、現状の超硬金属製やセラミック製の吸着ノズルでは電子部品への衝撃が大きいため、実装速度を落として対応している状況です。

当社のCNT配合樹脂ノズルなら、この問題を解決できます。
電子部品の実装機を減速させずにフル稼働させることができるため、生産性向上により大幅なコスト削減を実現いただけます。

さらに小さい0201チップに対しては、ますますCNT配合樹脂ノズルが重要になると見込み、製品開発を進めております。

0402チップ用カーボンナノチューブ配合樹脂ノズル

カーボンナノチューブ配合樹脂ノズル(LED用)

スーパーエンプラのPEEK樹脂(ポリエーテルエーテルケトン)にカーボンナノチューブ(CNT)を均一分散させた、LED用の樹脂ノズル(特許 第5746763号)です。

LEDの表面はシリコーン系樹脂でコートされておりベタベタしているため、基板に装着後、LED部品がノズルから離れず持ち帰る現象が起き、実装不良の原因となっています。

CNT配合樹脂ノズルは、非粘着性能が高いことから、この問題を解決できます。

実装現場での検証結果では、LEDチップ部品の持ち帰りがなく、かつ従来の樹脂ノズルより飛躍的に寿命が長いことが実証され、大幅なコスト削減を実現いただけます。

LED用CNT配合樹脂ノズル・LEDチップ

CNT樹脂配合ノズルで生産性が向上する6つの理由

【1】LED部品の持ち帰りを防ぎ、生産性が向上
⇒非粘着性が高いため。

【2】摩擦係数が低く、長寿命
⇒PEEK樹脂にCNTを配合することで耐久性が高まるため。

【3】電子部品の破壊を防止
⇒表面抵抗率を103~106Ω/sq(オーム/スクエア)に制御し、
静電気を除電できるため。

【4】カーボンの離脱がなく、ゴミが出ずにクリーン
⇒CNTを少量配合して導電性を引き出しているため。

【5】長時間使用してもノズルが詰まらず、洗浄コストを削減
⇒超硬金属製やセラミック製と比べて、樹脂製にはハンダが付着しにくいため。

【6】耐薬品性が優れており、溶剤洗浄が可能能
⇒PEEK樹脂は溶剤への耐性が高いため。

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