導電性柔軟・硬質2樹脂による治具の一体造形

3Dプリンタの2色造形方法でバックアップ治具を一体造形

一体造形のメリット

【1】簡単製作
⇒3Dデーター作成→3Dプリンタで一体造形。

【2】印刷機への装着が簡単
⇒印刷機ベースの位置決めピンに固定するだけ。

【3】納期が早い
⇒10cm3(写真)で造形時間17時間弱。

【4】省資源・軽量化
⇒切削に比べ材料使用量は10分の1以下。

【5】軽量化
⇒アルミ製に比べ製品重量は5分の1以下。

導電性柔軟フィラメントNLU-8616の3つの特長

①ESD対策万全

推奨条件で造形していただければ、表面抵抗値がE+06~E+08Ω/sqに製作でき、ESD対策が万全です。
これにより静電気による回路破壊や、ホコリなど異物混入トラブルを防止することができます。

②印刷不良の低減

ゴムのような柔らかさを持つため、微細な電子部品を壊すことなく固定することができます。
また、柔らかさに加え適度な硬さに調整しており、電子基板のソリや凹凸を吸収し印刷不良の低減に寄与したとの実績がでております。適度な柔らかさで部品を壊さずに固定できます。
(アスカーC型80~85はJIS6253A型で60~70相当)

③カーボン剥離がなくクリーン

ゴムのような柔らかさを持つため、微細な電子部品を壊すことなく固定することができます。
カーボンナノチューブ(CNT)は微細で凝集力が強く、加えて導電性が非常に高いため少量の配合(一般カーボンに比べ10分の1以下の配合)で導電性能が得られるため、摩耗によるカーボンの剥離がありません
これによりカーボンの剥離が原因で発生する電子基板や電子部品の破壊トラブルが防止ができます。

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