カーボンナノチューブ配合樹脂受け治具
電子基板の両面実装において、高密度実装を可能にするカーボンナノチューブ(CNT)配合樹脂製の受け治具(特許 第6540963号)です。
近年の電子機器は軽薄短小化で電子基板の厚みが薄く、電子部品も高密度実装される傾向にあります。
CNT配合の受け治具なら、従来のサポートピン方式では難しい精密実装の問題を解決できます。
CNT配合治具で生産性が向上する5つの理由
【1】印刷精度が向上し、不良率が低減
⇒治具が基板全体を受け、基板の凹凸やソリ等を吸収できるため。
【2】柔らかく、電子部品の損傷を防止
⇒アスカーゴム硬度計C型(ゴム硬度計)で硬度80~85°のゴム弾性があるため。
【3】静電気によるトラブル(回路破壊やホコリ等の異物付着)を解消
⇒表面抵抗率を105~108Ω/sq(オーム/スクエア)に制御し、
静電気を発生せずに電荷を除電できるため。
【4】カーボンの離脱がなく、ゴミが出ずにクリーン
⇒CNTを少量配合して導電性能を引き出しているため。
【5】簡単・コスト削減・納期短縮
⇒電子基板のみ(図面は不要)で安価に短時間で自社製作できるため。