カーボンナノチューブ(CNT)の物性

カーボンナノチューブ(CNT)とは

カーボンナノチューブ(CNT)は、カーボン(炭素)でできたナノ(※1)スケールのチューブ(管・筒)状の物質です。

その細さ・軽さ・柔軟性から、次世代のナノマテリアルといわれ、さまざまな業界で用途開発が行われています。
導電性・熱伝導性・電磁波吸収性・潤滑性・耐熱性が非常に高いため、樹脂・ゴム・塗料など、通常は熱や電気を伝導しない素材への応用が期待されています。

形状は、6個の炭素原子でできた小さな六角形がハチの巣状に並んだ「グラフェン」と呼ばれるシートが丸まって管の形になったもので、管の太さは0.4~50nm(ナノメートル)です。

※1) 1nm(ナノメートル)は10万分の1mm(ミリメートル)で、人間の髪の毛の1万分の1くらい、電子顕微鏡でようやく見えるくらいの細さです。

主なナノカーボン

グラファイト(黒鉛)から生成されるナノカーボン(炭素素材)。
球状の「フラーレン」、筒状の「カーボンナノチューブ」、シート状の「グラフェン」の3つが代表的です。

主なナノカーボン

各種ナノカーボンの大きさ(直径)

ナノカーボンの大きさ_SWNT・MWNT・Carbon Nanofiber・VGCF・CF

カーボンナノチューブの優れた物性

CNTの優れた物性

当社のCNT配合製品は、CNTと熱可塑性樹脂の均一分散技術により、導電性・放熱性・電磁波吸収性等優れ、しかもカーボンの離脱がない理想的な複合材料であることが特長です。

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